兄と弟のような
僕は戦国時代が大好きですが、明治以降の洋館(専門用語でいうと擬洋風建築というらしい)にも興味をもっています。
実際にある洋館巡りはもちろんのこと、洋館の写った古い絵葉書も集めていて、今日はその一枚を紹介します。
前回の甲府城つながりで、甲府市は山梨県庁です。これはもう。。。
ザ・擬洋風建築って感じがたまらない
この建物は明治10年の建築で、昭和5年に改築となるまで使われていたよう。ですから、この写真もその間の時期に撮影されたことがわかります。
で、さらに調べてみると、次のようなビックリ建物が見つかりました。
旧山梨県東山梨郡役所 文化遺産オンライン (nii.ac.jp)
これはかなり似てる(好き)
この旧山梨県東山梨郡役所は、明治18年に建てられたそうですから、県庁よりも8年遅いんですね。ご覧のとおり、規模は小さいながらも、まるで県庁の弟みたいな感じで、めちゃくちゃ似てます。
この2つの建物に共通していることがひとつあって、それは
山梨県令 藤村 紫朗
の存在です。彼は肥後国、現在の熊本県の出身で、明治6年から明治19、20年くらいまで県令を務め、県庁やその他の公的な施設の建築には関わっていたそう。ということは、この2件は藤村好みの建築であったということですね。
残念ながら、写真の山梨県庁は現存していませんが、その弟分の旧山梨県東山梨郡役所は愛知県犬山市の明治村に引っ越しして現存しています。ぜひ見たい!!!
古い絵葉書から、いろいろなストーリーがわかるので、これがコレクションのたまらない魅力でもあります。
家族に理解されにくいけれどw
それでは、今日もご覧いただき、(人''▽`)ありがとうございました☆